エビネ栽培部屋紹介
■我が町の特色
我が街大崎は仙台より北部に位置し周りは奥羽舟形山裾近くにあり冬は風が強く雪が近隣街より多い街です。 夏は意外とすごしやすく30℃を超えるのは1ヶ月程でお盆を過ぎる頃はエビネ達にも生育には良いみたいです。 10月末〜11月初旬には紅葉も終わり我が家から展望できる西の舟形山・北の栗駒山では初雪が見られる頃で 長い冬の到来です。我が家ではストーブとコタツの用意にも掛かります。12月初旬には船形山降し・栗駒山降しの 風が強く吹き積雪も見られます。この頃にエビネは越冬の準備に入り水遣りも控えめにします。 エビネ収集最初の頃、庭にパイプハウスを立て越冬させていましたが、初年度に雪の重みでハウスが崩壊した 経験もあって現在は庭にエビネ専用ハウス小屋(8畳ぐらい)を当てエビネ達の栽培場となっております。 |
エビネ栽培部屋は古川駅より徒歩5分古川ICから車で7分の所にあります
新作場
住居移転により2016年7月吉日完成
出入り口は手前西側からで写真右側が南になります、一日中日差しが昏々と差し込む立地で60〜80%の遮光ネットを2枚覆い日影を作っています。
因みに照射数値はこの時期は日照計で右側が1〜2前後で左が3〜4前後で少し明るいですが状態を見てもう1枚被せるか様子見です。冬場積雪も多い地域ですので
作場中央当りに2か所管パイプにて補強しています。
用 土
我が家での栽培用土です。当初は火山礫を主体に植え込み火山礫主体に潅水管理をする場合、 やりすぎず、乾かしすぎずという事で散水の手加減が非常に難しいものがあり、やりすぎても根腐れ を起こし水分が不足ぎみでも根が、黒く成り成長に支障を来たすと言った問題を抱えておりました。 H18年頃からスゴイネ用土栽培も始めたりダンボール栽培を取り入れ小・中苗を中心に10数鉢ほど テスト的に植え込んだり色々と模索しました。クリプトモスを初めて試用するようになって礫混合用土と 同じ散水と考え管理しました。クリプトモス用土(単用)にエビネを始めて植え替えしたとき礫用土より、 根の状態は良くなっていたのですが、今一根の成長に物足りなさがありましたが、クリプトモスに火山礫を 混合した鉢は素晴らしい根の成長で、現在はクリプト・礫混合用土で植え十分な散水を行なう事に依って 作も仕上がってきております。 |
用土-1
杉皮(クリプトモス)Mサイズ | 8 |
ひゅうが土(中) | 2 |
我が家の用土の配合及び植え方
クリプトモス(Mサイズ)を片手で鷲掴みに対して火山礫石(中)1合程混合 | |
使用前にバケツなどで用土(クリプトモス)を2〜3日水に浸しておき、 水に馴染ませます。 |
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植替え先の鉢底にごろ石を入れ用土の入ったバケツの底のほうから用土を 取り出しごろ石の上に適当に入れる。(多少石が多く混ざる。) |
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植え替える苗のバルブの下部辺りを鉢端よりも盛り上げ、植替苗の根を広げて 盛り上げた土の頂点とバルブに隙間が出来ないように、仕上がり高さを用土で 調整しながら位置決定をする。 |
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位置が決定すれば箸等で用土を摘んで用土を根に絡ませる要領で少しづつ固定していく。 根が用土にて隠れれば、固形肥料(元肥)を入れその上に用土を多い被せる。 (注)バルブ付近新芽近くには石が入らないほうが先々に良いでしょう。新芽の発芽時に 石が邪魔になり新芽をいためる危険回避のため |
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用土が入れ終われば新しい用土の上からたっぷりと水を散布し用土上部が 平らになれば完了です。たっぷり水を与える事によって多少隙間があっても クリプトモスが隙間を無くしてくれ根にクリプトモスが絡んでくれます。 |
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植えつけ・植替え時には上記の用土に元肥として緩効性肥料マグアンプK大粒を混ぜこんで使用
その他発育月に合わせてグリーンキング下記の肥料を使い分けています。
商品名 | 成分量 | 発売元 |
マグアンプK 大粒 | 6-40-6-15 |
ハイポネックスジャパン |
ハイポネックス | 6-10-5 | ハイポネックスジャパン |
スーパーバイオゴールド | 5-8-5 | (株)タクト |
バイオゴールドバイタルV-RNA | (株)タクト |
我が家のエビネ発育時期に合わせて殺菌剤としてベンレートT・マンネブダイセンMを殺虫剤として
スミチオン・マラソンを空中散布・噴霧器と使い分けて処理しています。
商品名 | 用途 | 発売元 |
ベンレートT | 株分けバルブ接点に塗り | 北興化学工業(株) |
マンネブダイセンM | 葉の病気予防 | 日本農薬(株) |
ダコニール | 葉の病気予防 | タケダ園芸 |
スミチオン乳剤 | ハダニ予防・駆除 | タケダ園芸 |
マラソン乳剤 | ハダニ予防・駆除 | タケダ園芸 |
バイオエドレンスL | ウイルス予防 | 野田食菌工業(株) |
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